GoogleのPlay Consoleから、「ターゲット ユーザー情報が欠落している、または不正確である」と言われた場合の対策、の後編です。
前回はこちら
質問されるのは、
・使うのは子供か?
・広告を表示するか?その場合、子供向けの対応はできているか?
・ストアの表示は子供を誘導するような作りか?
・各国の法律を遵守しているか?
という内容です。
社員同士のゆるーい情報交換ブログです
GoogleのPlay Consoleから、「ターゲット ユーザー情報が欠落している、または不正確である」と言われた場合の対策、の後編です。
前回はこちら
質問されるのは、
・使うのは子供か?
・広告を表示するか?その場合、子供向けの対応はできているか?
・ストアの表示は子供を誘導するような作りか?
・各国の法律を遵守しているか?
という内容です。
GoogleのPlay Consoleから、「ターゲット ユーザー情報が欠落している、または不正確である」と言われた場合の対策です。
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デベロッパー各位 いつもご利用いただき、ありがとうございます。このたびの審査の結果、 お客様のアプリ「アプリ名」(パッケージ名 sample.package.name.com)に問題があることが判明しましたため、お知らせいたします。 アプリのステータスと問題の修正方法について詳しくは、下記をご参照ください。 公開ステータス: 削除済み お客様のアプリは、ポリシーに違反していると判断されたため、削除されました。 このアプリは、ポリシーに準拠するアップデートが送信されるまでユーザーに配布、販売されません。 問題: ターゲット ユーザー情報が欠落している、または不正確である お客様のアプリは、以下のいずれかの理由により Google Play から削除されることになりました。 Play Console の [ターゲット ユーザーおよびコンテンツ] に、お客様のアプリの情報が設定されていません。 または[ターゲット ユーザーおよびコンテンツ] の必要事項は設定されていますが、 ターゲット ユーザーの情報が不正確であるため、アプリが承認されていません。 |
システム(訳注 Appleやアプリユーザーを含む全要素)に対して不正をこなった場合、アプリはリジェクトされる。
開発者ライセンスを剥奪され、すべてのアプリがストアから削除される。
原文
If you attempt to cheat the system (for example, by trying to trick the review process, steal user data, copy another developer’s work, or manipulate ratings) your apps will be removed from the store and you will be expelled from the Developer Program.
ウィルス、マルウェア、悪意のある アプリ 、不正なアプリ、バグだらけのアプリ などが AppStore に存在する場合、 通報 したくなりますよね。AndroidのPlayStoreの場合なら通報もかんたんなのですが、AppStoreは通報先がちょっと分かりづらい場所にあります。
通報先が無いわけではなくて、ちゃんと存在していますのでiOS でもiPad OS でも通報することができますので、そのご紹介です。
一部のユーザーが、Apple Store アプリから以下のプッシュ通知を受け取ったが、これがガイドライン違反ではないか?という件について。
Apple Store app sends rare push notification to promote new iPhone models (via.AppleInsider)
以下、私の見解です。
(結論を言ってしまえば、これは問題ないのですが、教材としてちょうど良いので取り上げました。) “2018/12/06の Apple Storeアプリのプッシュ通知問題 見解(教材)” の続きを読む
はじめに
LINEの新ゲームサービスが突然中断した。
前提として
問題となったゲームはクリックゲームと呼ばれていた
クリックゲームはHTML5ゲームである。
これは都度アプリをインストールするのではなく、LINEアプリの中から遊べる。
LINEおよびAppleは詳細なコメントを出していない。
可能性として
・App内課金以外の方法で収益をあげようとしていた(広告視聴によるポイントとの記事あり)
・事後リジェクト(厳密には警告)なので、審査時になかった機能を組み込んだ可能性がある。
・それは隠し機能と判断されてしまうのでリジェクト。隠し機能は悪質な場合アカウント停止になる。
・通常のWebViewで動かなかった可能性がある。(ガイドライン4.7の2)
公式紹介動画 www.youtube.com/watch?v=T0ZwTaYWw6o
公式サイト https://lqg.game.line.me/
おそらく一番問題となったガイドライン
4.7 HTML5ゲームやBotなど
バイナリに埋め込まれていないコード(HTML5ベースのゲームやBotなど)をAppに組み込んだり実行したりすることは、コードの配信がAppの主な目的ではなく、そのコードがストアやストア同様のインターフェイスで提供されておらず、かつそのソフトウェアが以下の条件を満たす場合に限り許可されます。
(1)無料またはApp内課金で購入される。
(2)標準のWebKitビューで利用可能な機能のみを使用している。(つまり、変更やソフトウェアの追加をすることなく、Safariで開いて問題なく実行できる必要があります)。Appで他社製ソフトウェアを実行する際はWebKitやJavaScript Coreを使用する必要があり、プラットフォームのネイティブAPIを他社製ソフトウェアに対して拡張したり、使えるようにすることは許可されません。
(3)Apple Developer Programに参加しており、Apple Developer Program使用許諾契約に署名しているデベロッパによって提供されている。
(4)本「App Reviewガイドライン」の規約に準拠している(例:不適切なコンテンツが含まれない)。リクエストがあった場合は、Appで利用できるソフトウェアやメタデータのインデックスをAppleに提出する必要があります。インデックスには、該当するソフトウェアプロバイダのApple Developer ProgramチームIDと、ソフトウェアが上述の要件に準拠していることを確認するためにApp Reviewが利用できるURLを含める必要があります。
(今回の騒動がガイドラインの勉強にちょうどよいと思いましたので、問題形式にしました。Appleが事実を公開していないので正確なことはわかりませんが、情報の断片から推測しました。あまりあてにせずに、参考程度にお読みください。)
2018年9月12日、トレンドマイクロのiOSアプリがAppStoreからリジェクトされた。その理由はなにか?
(問題のあったアプリは、2018/11/19日にアプリが公開再開されました。)
1.iOSのウィルス対策はサードパーティに許可されていないため
2.必要のないブラウザ履歴を不必要に参照していた疑いがあるため
3.ブラウザの履歴を元にプロファイリングしていたため
4.ユーザーの個人情報を社内サーバーに蓄積していたため
翻訳の微妙な加減が修正されています。ここまで細かく修正していただけるとほんとにありがたいです。
意味合い的には、従来のガイドラインの内容とほとんど変わりません。また、英文のガイドラインは変更していません。
旧 顔認証を使う場合は、可能な限りAppleの顔認証ライブラリを使いなさい
新 顔認証を使う場合は、Appleのライブラリを使いなさい。
“[iOS] AppStore Reviewガイドライン微変更 2018/11/22 顔認証に関する扱い” の続きを読む
以下のリジェクト例は複数のリジェクト理由を含む。
リジェクト例
「ゲーム内で一定条件をクリアすると、アプリのアイコンが選べるようになるというアプリを作った。
そこで、そのアイコンが変わったホーム画面のスクリーンショットを作成し、プレビュー画面として設定して審査に提出したところ、複数理由でリジェクトされた。」
以下の選択肢のうち、上記のリジェクト理由に含まれないものはどれか。
1.アプリのアイコンを変えてはいけない。
2.アプリのアイコンをユーザーに無断で変えてはいけない。
3.アイコン変更は最初からすべてのユーザーに提供される必要がある。
4.スクリーンショットにホーム画面を掲載してはいけない。
以下のようなアプリを作成したところリジェクトされた。
iPhoneを売却する際に、端末内の個人情報を完全に消すためのツールを作った。
このツールでは巨大なファイルを作成して、端末内に残ったデータの履歴を上書きするものである。
この原因は以下のうちどれか。
1.複数回の書き込みは端末に負荷をかけるため
2.iPhoneはセキュリティは強固に守られているので、事実と異なる
3.1つのアプリが利用できるストレージはガイドラインで決められるのでそれを超過してはいけない
4.iPhoneの持っている基本機能と同一であるため