小咄 貴重な10円玉

なぞなぞ

昭和26年生まれの老人が、自分と同じ年に生まれた昭和26年の 10円玉 を大切に持っていました。

ある日新聞で、「昭和26年の10円玉は大変価値があり、コレクターが血眼になって探している」ということを知りました。

そこで、その人は古銭商にその10円玉を持ち込んでみました。

すると店主はこう言いました。

「あー、ダメダメ、こんなに黒くてサビてて薄くなったような使用済みじゃあ価値がないですね。私達が探しているのは未使用のピカピカの10円玉です。」

老人は思いました。60年以上、一生懸命働いて、すり減って、サビて、汚れた10円玉と、60年以上なにも仕事をしてこなかった10円玉と、さてどちらが価値があるだろう。

と、かけて、オリンピックと解く。その心は。サンカすることに意味があるってね。

 

©reject-tokyo 2006

 

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