以下のようなアプリを作成したところリジェクトされた。
iPhoneを売却する際に、端末内の個人情報を完全に消すためのツールを作った。
このツールでは巨大なファイルを作成して、端末内に残ったデータの履歴を上書きするものである。
この原因は以下のうちどれか。
1.複数回の書き込みは端末に負荷をかけるため
2.iPhoneはセキュリティは強固に守られているので、事実と異なる
3.1つのアプリが利用できるストレージはガイドラインで決められるのでそれを超過してはいけない
4.iPhoneの持っている基本機能と同一であるため
無意味な複数回の書き込み(大容量の書き込み)は端末に負荷をかけるため禁止されています。
したがって正解は1番です。これはガイドライン1.4.5にかかれています。
1.4.5 Apps should not urge customers to use their devices in a way that contradicts safety documentation for Apple hardware, risking damage to the device or physical harm to people.
For example, apps should not encourage placing the device under a mattress or pillow while charging or perform excessive write cycles to the solid state drive.
Review device documentation.
ガイドラインにはありませんが、iPhoneについて嘘の情報を記述することもリジェクト対象となります。
1つのアプリが利用できるストレージは特に決められていませんが、バレたら怒られるでしょう。1つのアプリですべてのストレージを埋め尽くすことは技術的には可能です。
iPhoneの持っている基本機能、もしくはAppleのリリースしているアプリと同じ機能を持つ場合はリジェクトされます。
ここで、ひどい実例を一つご紹介します。
過去に、斬新なアプリの機能をリリースしようとした人が居たのですが、それをAppleがリジェクトしました。その数日後に、Appleが同じ機能をリリースしたのです。
つまり、Appleのリリース予定のものと機能がかぶっても、リジェクトされてしまうのです。