Google Mapアプリに検問箇所が追加された場合の影響範囲

一部報道では、GoogleのMapアプリに検問箇所の表示機能が追加されるのではないかと言われています。(先行してAndroid版では一部端末に展開されているとの報道もあります。)

1.iPhone版でサポートされる可能性

まず、iPhoneの場合、警察により公開されていない検問箇所の表示は禁止されています。したがって、iPhone版で検問箇所が表示されることは基本的にありえません。

もしiPhone版で検問箇所が表示されるようなことがあれば、AppStoreガイドラインの解釈や翻訳、意図が違っていたということになります。(実は、すでに、AppStoreには禁止されているはずの検問箇所表示アプリが多数販売されています。)

 

2.昨今のカーナビ事情

スマホのナビ機能は、既存のカーナビに置き換わる勢いで力を伸ばしています。このスマホのナビ機能に検問(オービス等)検知機能が加われば非常に魅力的なセールスポイントとなることでしょう。

しかし、1の理由からiPhoneでの検問検知機能のサポートは考えられないので、Androidスマホでしか検問検知ができないという認識がユーザーに広まるものと思われます。これはiPhoneにとって非常に手痛い損失になります。

「iPhoneがほしいが、ナビ機能でオービスを検知できないからAndroidにする」というユーザーが出てくるかもしれません。

 


追記 2019/03/23
Googleマップアプリで、地図データがガラリと変わりました。これは検問箇所対応もあるかもしれません。

Appleガイドライン的には禁止されているのですが、実はガイドラインには解釈に苦しむものがいくつかあります。今回の検問箇所の処遇で、Appleガイドライン1.4.4の真意がわかると思われます。

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