そもそも CMOS というのはデジタルIC(CPUやBIOSチップ)の作り方の種類のことです。CMOSは、日本では主に、シーモスと発音します。
一番よく使われる場面は、パソコンのマザーボード(BIOS)などをリセットする際に利用する、CMOSリセットでしょう。
シーモスリセットという言葉から、BIOSやCPUはCMOSだと思い出してください。
CMOSの要点 (CMOSとTTLの違い)
- CMOSというのはデジタルICの種類のこと。
- 現在、デジタルICの種類にはTTLとCMOSに分かれる。
- TTLはバイポーラトランジスタを利用したもの。
- CMOSはMOSFETというシリコンを使用したトランジスタを利用したもの。
- 昔はTTLが主流であったが、現在はCMOSの進歩が急速なため、多くの場所でCMOSが使われる。
- CMOSは消費電力、ノイズ耐性、高集積率(小型化できる)、などの特徴を持っている。
- TTFに唯一負けているのが処理速度だが、CMOSの進歩は目覚ましいのでTTFに比べて十分な速度が出るようになっている。
- なので、CMOS=遅いという認識を持ってはダメ。CMOS=速いが正解。
- 現在のCPUもBIOSもCMOSを使って作られています。
- BIOSに使っても十分なくらい早いということです。