SensorWatchの基盤がバージョンアップしたため、環境構築方法が変わっています。ここでは最新の赤基盤の環境構築について解説します。
1.WSLを利用してUbuntu 環境を構築します。
Windows 10 WSL を有効にする方法 | SEECK.JP サポート
2.インストールできたら、IDとPASSを指定してログイン。
rootで環境を作らないこと。
3,必要コマンドのインストール
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まずモジュールのアップデート $ sudo apt update $ sudo apt dist-upgrade $ sudo apt-get install lbzip2 コンパイラ、Makeコマンド追加 $ sudo apt install gcc-arm-none-eabi libnewlib-arm-none-eabi $ sudo apt install make |
4.エミュレーターの準備
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cd ~ git clone https://github.com/emscripten-core/emsdk.git cd emsdk ./emsdk install latest ここでエラーが出たらlbzip2が入ってない ./emsdk activate latest echo 'source "/home/ユーザー名/emsdk/emsdk_env.sh"' >> $HOME/.bash_profile source ./emsdk_env.sh |
5.ソースの準備
公式のソースの場合はこれだが、自分の環境でやるなら自分のGithubのソースを使うべきです。フォークしてね。
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$ cd ~ $ git clone https://github.com/joeycastillo/Sensor-Watch |
6.ビルド
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$ cd ~ $ cd Sensor-Watch/movement/make/ $ emmake make COLOR=RED エミュレーター用ビルド $ make COLOR=RED 実機ビルド |
実機ビルドの場合はおなじみUF2ファイルが出てくるのでそいつが成果物になります。これをUSB接続したSensorWatch基盤にアップロードすれば更新完了です。
7.エミュレーター起動
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$ cd ~ $ cd Sensor-Watch/movement/make/ $ python3 -m http.server -d build-sim |
http://localhost:8000/watch.html でホストOSから確認可能になる。サーバーは立ち上げっぱなしにしておくこと。ターミナルを2つ立ち上げて、一つはサーバー用にしておくと常時ログも監視できてわかりやすい。
公式ビルド環境の解説
https://www.sensorwatch.net/docs/movement/building/
日本で一番情報が揃っている素晴らしいサイト
https://qiita.com/nora_wanko/items/5be7b27d326afa9b069a