あまり解説されていない リテラル という言葉についての解説です。このリテラル、単純なくせにとても分かりにくい言葉です。かんたんです。覚えていきましょう。
リテラル
ソースコード内に直接記入された文字列や数字のこと。
ソースコード内に直接記入された文字列や数字のこと。
たとえば、
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a = "hello" |
なら、aが変数、helloがリテラルの部分。文字列の場合は特に文字列リテラルと言ったりします。
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a = 123 |
数字の場合でもリテラルですが、あまり数値リテラルという表現はしません(間違いではありません。)
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a = 1999-01-01T23:01:01-08:00 |
場合によっては、日付や時刻が入る場合があります。このような場合は、日付リテラルや、日時リテラル、時間リテラルなどと言うことがあります。
ちなみに、数字リテラルはマジックナンバーになりがちです。気をつけましょう。
語源は英単語です。辞書によるとこんな感じの解説があります。
literal (名詞)
・文字
・文字どおり
・正確な文字
・(融通の効かない)ただの文字、(想像力のない)ただの文字
くらいの意味ですね。これを大昔の情報処理学者達は適切な日本語に翻訳できなかったから、英語のまま放置したんです。
簡単に言うとこういうことです。
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リテラル = 変数以外の数字とか文字列とかの、直書きされたデータの事。 |
言葉を知ると全体の理解が早くなります。デザインパターンの名称や、シャドウィング、メソッドチェーンなどのプログラミングテクニックの名前なども押さえておくと良いでしょう。
そういう名称を知っていると、頭にスッキリと入ってきますよ。