面接 時に、「なにか質問はありますか?」と言われなくても、必ず逆質問はしましょう。それが許されないような会社は行く必要はないし、「そんなの恥ずかしくて出来ない」「質問内容で怒られたらどうしよう」なんて考える人は、一生、今の会社に居なさい。
ここでは、エンジニア、システムエンジニア、プログラマー、システムアーキテクト、プロジェクトマネージャーなどを想定しています。
開発端末のスペックを教えて下さい / モニターはひとり何台ですか?
その会社が開発部をどれだけ大切に思っているのかがわかります。CPUやメモリのスペックがわからないと言うなら、調べてもらってきてください。マシンスペックは仕事の効率に大きく影響します。バカみたいなマシンで開発を続けるのは、バカです。
また、モニターの台数も重要です。これは効率の面もあるのですが、それよりも、一人に割り振られてる物理的なスペースを調べる意味もあります。狭い職場はディスプレイ1台が限界です。一人一台はありえないですね。効率という考え方が無い会社です。もし、「1台です」と言われたら、驚いたように顔をしかめてもよろしい。今どき1台なんてありえません。
一番良いのは職場を見せてもらうことです。「見せてください」といったときに「セキュリティの関係で云々」と断ってくる会社は怪しいです。自信があったら逆に職場を見てもらいたいはずです。
ただし、モニターについては自分で目視で確認するより担当者の口から言わせるのが懸命です。作業効率というものについてどのように考えているのも聞くことができるからです。
バージョン管理には何を使ってますか?
Subversionとか言われたら終わりです。変化を恐れてる会社です。ひどい会社には「バージョン管理???」と返される会社もあります。社員数の少ないベンチャー企業に多いです。
これは企業が古い技術に縛られていないかというチェックと、ちゃんとした開発インフラが整っているかを調べています。ZIPでまとめてると言った会社も知ってます。
バージョン管理の概念がない、概念が古い、という会社は手探りで大きくなった会社の可能性があります。ということは効率が悪かったり、体育会系のノリだったりします。精神論大好き。
去年辞めた人の人数を教えて下さい。→ 一昨年はどうでしたか?
これは絶対聞いてください。その職場で継続して働ける環境なのかどうかを知るのが目的です。会社規模に対して退職者の数が多い場合は、その理由も聞きましょう。もし!この一連の質問でムスッとした表情をされたら、これはなにか詮索されたくない本質的な原因があるということです。 こんな質問で機嫌が悪くなるような採用担当の下では働かないほうがマシです。
一昨年の人数を聞いているのは、一昨年に大量に辞めて、去年会社が回らなくなったから採用を出しているという可能性があるからです。
今回3つ紹介しましたが、あくまでも謙虚に質問してください。特に辞めた人の人数は会社にとって汚点ですので、「失礼ですが…」というスタンスで質問してください。あたかも自分が デキる奴 を演じて、偉そうに質問するのは相手にとって不愉快です。辞めなさい。
補足
聞けないことは、転職会議で情報を探るのがよろしい。一番リアルな情報だと思います。ただし、レビュー数が少なすぎる会社は要注意。言論統制されてます。