次のうち、審査に提出するときに使用を申告しなければいけない、iOSで広告を表示するためにつかう端末の識別子はどれか。
1.UDID
2.RFID
3.IDFA
4.Advertising ID
・iOSで広告を表示するために使われる端末識別のIDを、IDFA=Identification For Advertisers といいます。よって正解は3番です。
・UDIDはUnique Device Identifierの略で、端末固有のIDです。iOS6からはUDIDをアプリから取得することはできなくなりました。それまでは広告で個人を特定するためにUDIDが使われていました。
・RFIDはRadio Frequency IDentification の略で、無線ICタグのことです。
・Advertising IDはAndroidで使われる広告IDです。iOSのIDFAに概念がよく似ています。
・UDIDへのアクセスは、2013年5月1日でApp Storeから禁止されました。これ以降に提出したバイナリモジュールはリジェクトされました。
・IDFAとは、端末内で関連性の高い広告を出すために使われます。このような仕組みをスーパークッキーという場合もあります。
・たとえば、iPhone内のChromeブラウザでファイナルファンタジーについて検索したあとにに、ヤフー天気アプリを開くとファイナルファンタジーの新作の広告が出ていることがあります。これがIDFAを使った関連付けです。
・IDFAはiPhoneの設定から無効にしたり、リセットしたりすることができます。
・IDFAを無効にしても広告が出なくなるわけではありません。広告に関連性がなくなるだけです。
・iPhoneでIDFAをリセットするには、[設定] – [プライバシー] – [広告] - [Advertising Identifier をリセット]を選択します。この画面からIDFAを無効にすることもできます。
・Androidにも同様の仕組みである、Advertising IDというものが用意されています。これは[Google設定] -[広告]-[広告IDをリセット]を選択することで、IDの文字列を新しくして、今までの履歴をリセットすることができます。
・Advertising IDを使用しない場合は、同様の画面から「広告のパーソナライズをオプトアウトする」を選択します。オプトアウトとは個人情報の提出を停止することです。