以下の項目の中で、iOSガイドライン4.3で指摘している制限事項ではないものはどれか
1.同じようなアプリを量産するな
2.誰でも考えるつまらないアプリを作るな
3.卑猥・下劣なアプリは作るな
4.ゲームアプリはステージごとにアプリを作るな
・ガイドライン4.3項は「スパム」といいます。非常に聞こえが悪いですが、同じようなアプリを量産する行為のことを、Appleはスパムと表現しています。
・特にゲームアプリに多いのが、ステージごとにアプリを作っていたり、ゲーム内容がほぼ同じなのに、別アプリとしてリリースしようとしている場合があります。この場合、ガイドライン4.3項にひっかかり、リジェクトされる可能性があります。
・では、このような場合、どうすればよいかというと、アプリは1本だけ作成し、各ステージは追加コンテンツとしてApp内課金でユーザーが購入するように変更するべきです。
・個人的な想像ですが、別の開発者アカウントを作成してリリースしたら通るかもしれません。しかしその場合、パクリであるとの指摘をされる可能性はありますので、賢い方法とはいえないでしょう。
・ガイドライン4.3項には おなら、げっぷ、懐中電灯、カーマ・スートラ などのアプリは飽和状態のカテゴリですとの表記があるため、卑猥なアプリや下品なアプリがダメなのかと思いがちですが、そうではありません。すでに飽和状態のカテゴリなので、新たにあなたのアプリを登録する価値が無いと言っているのです。
・この場合の対策は、今までの市場に無い付加価値をアプリに付け、そこをAppleのレビュアーに伝えることが有効です。ちなみに、メモ欄などを使って、ちゃんと「私のアプリは他のアプリとここが違う」と言わなければレビュアーは気づいてくれません。決して無礼にならず、真摯な態度で、情熱を込めて、丁寧に説明する(英語)ことが大切です。
・アダルトコンテンツに関しては、正しく年齢制限を設定することが大切です。ストアとしてアダルトアプリは許可されるのですが、年齢制限が間違っていると審査に通りません。
・下品なアプリについてですが、ガイドライン4.3項ではダメとは言われてないものの、ソレを連想させる単語、イラストを使ったアプリを次々とリジェクトしていった歴史がありますので、そういう下品なアプリはリジェクトされる可能性が高いと思われます。
・この場合、Android版を作成して、よほど評判が高ければiOS版を作成するという方法を取ってみてはどうでしょうか。