同じような意味合いに取られがちですが、実際は全く異なります。
これらの言葉を理解するには、グリッドコンピューティングから理解した方が分かりやすいと思います。インターネットを使う。
グリッドコンピューティング 広義
複数台のコンピューターを連結させて、高速なパソコンを作り上げるイメージ。
1000台とか10000台とか、そういう規模。スーパーコンピューター並みの力を生み出すのがポイント。
どこかに一台、巨大で高速なコンピューターがあるわけではない。
グリッドコンピューティング 狭義
大量のコンピューターの「余ってる処理能力を借りる」という方式があり、それのことをグリッドコンピューティングと言うこともある。
スクリーンセーバーが起動するタイミング(暇になったタイミング)で処理を行うものもある。昔は宇宙人を探したりとか、薬の特効薬を開発するグリッドコンピューティングもあり、一般ユーザーが気軽に参加できた。
宇宙人探しに参加していたのは常時50万人という情報もある。
クラスタシステム(クラスタリング)
クラスタシステムは複数のコンピューターをつなぎ、
クラスタシステムの観点は、障害発生時に処理を停止させないで済む点。
障害発生に強い点と、処理能力を高める点がポイント。
基本的には1つの敷地内に設置したコンピューター同士を接続してる。(まれに、同じ会社のコンピューター同士をネットでつないでる。)
つなぐのは10台とか20台とか、それくらいのレベル。1企業で用意できるくらいの数。
ポイント
コンピューターの数、インターネットの使用、機能アップのためか、障害対応の為か。
おまけ クラウドコンピューティング
ハード、ソフト、データをクラウド上に持つシステムのこと。
複数台のコンピューターを連結させるというイメージではないので注意。