4.2 Minimum Function を分かりやすくまとめました。こちらの記事をご覧ください。
Appleからのレビューでリジェクトされ、結果として「4.2 Minimum Functionality」との表記があった。この場合、「4.2 Minimum Functionality」での指摘事項に該当するものはどれか。(複数選択)
1.同一の開発者が類似のアプリを作りすぎているという指摘
2.アプリ内にWebコンテンツを表示しているだけであるという指摘
3.固定のWebサイトを開くだけの機能しかないという指摘
4.文字が小さすぎるという指摘
・4.2は Minimum Functionality といい、アプリに必要最低限の機能があるかどうかという判定になります。
・一般的にダメなアプリというのは、Webコンテンツをパッケージングしただけのアプリ、予め用意されたコンテンツを読むだけの本のようなアプリ、外部サイトに飛ばすだけのリンク集のようなアプリ、アプリとして機能が少なすぎるアプリ、などが挙げられます。
・したがって、正解は、2,3です。
・文字が小さすぎるというのは、ヒューマンインタフェースガイドライン(HIG)に該当します。審査ガイドライン4デザインの4.2ではこれについては指摘していません。
・ちなみに、同じようなアプリをつくるなという指摘は 4.3 スパム になります。スパムのシミ(43)とおぼえて下さい。
・ちなみに、4.2は「死に(42)コンテンツ問題」と覚えると良いでしょう。
メモ その他の注意すべき事項
4.2.3 では、アプリが単体で動作することを条件として挙げています。そのアプリを動かすために他のアプリのインストールが必要という設計はリジェクトされるはずです。ただし、一般的なアプリでも、別のアプリのインストールをおすすめするのは許されているかもしれません。(フェイスブックのメッセンジャーのインストール強要などがその例。)
4.2.4 のAppleWatchの普通の文字盤禁止という項目も4.2に含まれます。よほどのアイデアがないと文字盤の登録は難しいでしょう。Appleが正規でやってますし。
4.2.6 では アプリケーション生成サービスを使用しているとリジェクトするという指摘があります。4.2.6は2017年に追加された項目で、多くのリジェクトアプリを生み出した影響力の大きい条項です。
ゲームの攻略本のようなアプリも明記されて禁止すると言っています。その場合は、Booksの方に出せとのことです。昔は本のようなアプリが許されていた時期もあり、その時の常識でアプリ化してしまうとリリース時にリジェクトされて焦ってしまいますね。